BAKUNE新旧比較|効果は同じ?1万円の価格差に見合う「決定的な違い」とは

「パジャマに2万6千円……正直、高すぎる」

毎日数字を追う営業職として、コストパフォーマンスには人一倍シビアなあなたなら、そう感じるのは当然です。TENTIALのリカバリーウェア「BAKUNE」がリニューアルされ、価格が跳ね上がったことに戸惑っているのではないでしょうか。

「旧モデルなら1万7千円台で買える。でも、安い方を買って効果がなかったら……」

そんな迷いを抱えるあなたに結論をお伝えします。
BAKUNEの新モデルと旧モデル、その「リカバリー効果(血行促進効果)」は100%同じです。

では、約1万円という価格差は何のためにあるのか?
それは、「首元のチクチク感」と「毛玉取りの手間」を消すための必要経費です。

この記事では、プロの視点で新旧モデルの仕様を丸裸にし、あなたがどちらを選ぶべきか、後悔のない判断材料を提供します。

【結論】安心して下さい。「リカバリー効果」は新旧で100%同じです

まず、あなたが最も気にしている「効果の違い」について、客観的なファクト(事実)を提示します。

BAKUNEの新モデルと旧モデルは、どちらも全く同じ「一般医療機器届出番号」を持つ製品です。

リカバリーウェアの効果の源泉は、繊維に練り込まれた特殊素材「SELFLAME」にあります。このSELFLAMEが体温(遠赤外線)を輻射することで血行を促進するのですが、この繊維自体のスペックはリニューアル前後で一切変わっていません。

つまり、「一般医療機器届出番号」が同じである以上、旧モデルを選んだからといって、血行促進や疲労回復といった効果効能が劣ることはあり得ないのです。これが、新旧モデルの比較における最も重要な事実です。

家庭用遠赤外線血行促進用衣
届出番号:13B1X10360000026

出典: 医療機器情報検索 – 独立行政法人 医薬品医療機器総合機構 (PMDA)

 

その1万円の正体は「ストレス除去代」。旧モデルが抱える2つの弱点

効果が同じなら、なぜ新モデルは約1万円も高いのでしょうか?
元バイヤーとして断言しますが、この価格差は「機能の差」ではなく、「毎日の小さなストレスを取り除くためのコスト」です。

私が実際に旧モデルを着用して感じた、看過できない弱点が2つあります。新モデルは、この2点を克服するためにコストをかけています。

1. 「縫い付けタグ」による首元のチクチク感

旧モデルの最大の欠点は、襟元にある「ブランドタグが縫い付けであること」です。
敏感な首元にポリエステルのタグが当たり続けるため、寝返りを打つたびにチクチクとした不快感があります。私自身、旧モデルを購入した際は、あまりの痒さに耐えかねてハサミでタグを切り取りましたが、その際に生地まで傷つけてしまい酷く後悔しました。

新モデルでは、このタグが「転写プリント」に変更されています。 首元には何もなく、完全にストレスフリーです。この「何もない快適さ」にお金を払えるかどうかが、判断の分かれ目です。

2. 「毛玉(ピリング)」のできやすさ

旧モデルは綿混素材特有の柔らかさがある反面、摩擦に弱く、数ヶ月着ると毛玉ができやすい傾向がありました。
一方、新モデルは生地に「シアバター柔軟加工」が施されています。 これにより生地表面の摩擦係数が下がり、滑らかさが向上したことで、旧モデルに比べて毛玉ができにくく、肌触りもしっとりとしています。

もしあなたがインナー(下着)を着てパジャマを着る派なら、旧モデルでも問題ありません。なぜなら、インナーが緩衝材となり、旧モデルのタグのチクチク感を無効化できるからです。逆に、裸に直接パジャマを着たい派の方は、絶対に新モデルを選ぶべきです。首元の違和感は、あなたが思う以上に睡眠の質を下げてしまいます。

 

「旧モデル」を買ってもいい人、「新モデル」にすべき人

ここまでの分析を基に、あなたがどちらを選ぶべきか、スペックと実用性の観点から整理しました。ご自身のスタイルに合わせて選んでください。

BAKUNE 新旧モデル スペック&推奨タイプ比較

比較項目 旧モデル (BAKUNE) 新モデル (BAKUNE Renewal) 評価・備考
実勢価格(税込) 約17,000円〜 26,840円〜 旧モデルは在庫限り。約1万円の差。
リカバリー効果 ◎ (同じ) ◎ (同じ) どちらも同じ医療機器届出番号。
首元のタグ 縫い付け (△) 転写プリント (◎) 新モデルはチクチク感ゼロ。
肌触り・加工 通常の綿混素材 シアバター柔軟加工 新モデルは摩擦が少なくしっとり。
サイズ展開 XS〜XL XS〜5XL (一部8XL) 体格の良い方は新モデル一択。
こんな人に推奨 コスパ最優先の人
インナーを着て寝る人
敏感肌の人
裸に直接着たい人

 

旧モデル(BAKUNE)が正解な人

  • 「効果が同じなら、少しでも安い方がいい」という徹底したコスパ重視派。
  • 普段からインナー(Tシャツや肌着)を着て寝るため、タグの肌当たりは気にならない。
  • 自分でタグを綺麗に切り取る自信がある、またはその手間を惜しまない。

新モデル(BAKUNE Renewal)が正解な人

  • 「安物買いの銭失い」はしたくない。 長く快適に着られるものを買いたい。
  • 敏感肌で、少しの刺激でも気になって眠れなくなる。
  • 毛玉だらけのパジャマを着るのはテンションが下がる。
  • 体が大きく、XL以上のゆったりサイズを求めている。

 

よくある質問:サイズ感や洗濯での注意点は?

最後に、購入前に知っておくべき細かな疑問にお答えします。

Q. リニューアルでサイズ感は変わりましたか?
A. 基本のサイズ感は同じですが、「BAKUNE Dry(夏用)」に関しては注意が必要です。
旧モデルのDryは男女兼用サイズでしたが、リニューアル後は「メンズサイズ」と「レディースサイズ」に分かれました。旧モデルのDryを購入する場合は、サイズ表をよく確認し、今の自分の体格に合うか慎重にチェックしてください。通年用(スウェットタイプ)は基本的に同じユニセックス仕様です。

Q. メルカリなどで中古の旧モデルを買うのはアリですか?
A. 推奨しません。
リカバリー効果(遠赤外線輻射)自体は繊維に練り込まれているため消えませんが、中古品は「生地の伸び」や「ゴムの劣化」が進んでいる可能性が高いです。特に旧モデルは毛玉ができやすいため、状態が良いものは稀です。安くてもすぐに着られなくなっては意味がありません。旧モデルを狙うなら、Amazonや楽天の正規店の「新品在庫」を探すべきです。

 


まとめ:1万円の差は「我慢賃」。あなたならどちらを払う?

ここまで、BAKUNEの新旧モデルの違いを徹底的に比較してきました。

  • 旧モデル: 効果は本物だが、タグや毛玉といった「小さなストレス」を許容する必要がある。その代わり、圧倒的に安い。
  • 新モデル: シアバター加工とプリントタグで、ストレスを徹底排除した完成形。その代わり、投資額は増える。

厳しい言い方をすれば、この1万円の差額は、毎晩のチクチク感や毛玉取りの手間に対する「我慢賃」とも言えます。

もしあなたが「その程度の我慢なら、1万円浮いた方がマシだ」と割り切れるなら、市場から在庫がなくなる前に旧モデルを手に入れるのが、最も賢い選択です。
逆に、「睡眠時間くらいは一切のストレスから解放されたい」と願うなら、迷わず新モデルを選んでください。その1万円は、あなたの安眠を守るための必要経費として、十分に元が取れるはずです。

 

参考文献・リンク


※本記事は医療機器の機能解説を目的としており、特定の疾病の治療を保証するものではありません。医師の治療を受けている場合は、主治医にご相談ください。

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